女性用育毛剤の選び方を徹底解説!誇大広告に騙されない選び方は?

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あなたの髪の気になる症状はどのようなものでしょうか。
症状によって効き目のある、選ぶべき育毛剤は異なるんです。

全体的に薄くなっているのか一部分がまだらに薄くなっているのかでも、有効な育毛剤が違うのでどれを選べばいいのかわからなかったり、迷ってしまいますよね。

薄毛に対しての対応が早ければ早いほど、抜け毛を食い止めて髪を育てる効果が現れるのも早いのですが、ここで合わない育毛剤を選んで使ってしまうと改善どころか悪化してしまったり、副作用に悩まされる可能性も出てきます。

市販薬の効果の有無や、育毛剤の効果が出やすい使い方などもご紹介します。育毛剤の効果や副作用などの予備知識を得たうえで、あなたにとって最適な女性用育毛剤を選びましょう!

 

育毛剤の基礎をおさえよう

育毛剤は髪のコシがなくなってきたり、毛が細くなってしまうと老けた印象になってしまいます。鏡を見てハッとしたり、誰かに指摘されるとショックですよね。

薄毛のケアを考えた時に、育毛剤を購入することも選択肢に浮かびますよね。でもまだ必要ないかな?と思わずに、早めの対策をおすすめします。

男性用と女性用

育毛剤には男性向けと女性向けの物があります。

男性用の育毛剤の方が強力な作用をもたらしてくれそうなイメージですが、その多くがAGA(男性型脱毛症)に効くように開発されたものです。ですので女性が使用しても効果は得られません。

医薬品なので効能も「育毛・発毛促進」とはっきり記載されていますが、医薬品であるが故に、副作用が問題視されることもあるのです。

この副作用も、女性にとっては重篤な症状が出る場合があるので男性用育毛剤の使用は控えましょう。


育毛剤の効果・効能

薬事法では、育毛剤は「育毛、薄毛予防、脱毛予防、発毛の促進、養毛、血行促進」の表示が認められていますが、「発毛」と記載することは違反になってしまいます。

ドラッグストアなどの薄毛対策商品のコーナーに並んでいるものは、3つの種類に分類されます。

「発毛剤」…医薬品であり、今毛がないところに毛を生やす効果
「育毛剤」…医薬部外品であり、脱毛の予防をし、毛を育てて保護する
「養毛剤」…毛を保護して脱毛予防をする(効果弱)

上から順に効果が高く、副作用のリスクが高いものになりますが、養毛剤は医薬品ではなく化粧品の部類に入ります。

医薬部外品である育毛剤は副作用のリスクも少なめで、厚生労働省が認可した有効成分が一定量入っているので、効果が期待できるというわけです。

あなたの症状は?市販薬は効果がないって本当?

症状により、効果がある成分は異なります。より的確な育毛剤を選べるように、症状や気になり始めた時期を分析してみましょう。

まずは症状をチェック!

男性のM字、O字ハゲといわれているものは主にAGA(男性型脱毛症)によるものですが、女性は一部分ではなく全体的に薄くなる(毛が細くなる)ことが特徴として挙げられます。

それはFAGA(女性男性型脱毛症)と呼ばれ、女性の中にある男性ホルモンが優位になると発症してしまうことで知られています。

主に頭頂部の薄毛が症状として表れる「壮年性脱毛症」は、加齢に伴い、ホルモンバランスが変わってしまったことが原因と考えられます。

しかし20代後半~40代の女性にもみられることがあり、病後や出産後などによりホルモンバランスが乱れてしまうとなる場合もあります。

頭部のごく一部の狭い範囲~広範囲にまだらに薄くなっている症状は「円形脱毛症」と呼ばれ、強いストレスや産後のホルモンバランスの影響とされています。

当てはまる症状はどれでしたか?何が薄毛の原因となるかはっきりしたら、その症状に効果的な育毛剤を見つける重要なステップになります。


市販薬の効果はないの?

まずは手軽に手に入る育毛剤を試してみたいですよね。でもそれが有効成分がどれくらい入っているのか、自分に合うのか使用してみないと分からない部分もあります。

ドラッグストアなどで販売されている医薬品および医薬部外品以外のものは、育毛剤ではなく「頭皮用化粧品」や「養毛剤」と分類されるものが多く、頭皮の殺菌・血行促進や清涼感などを目的とした成分のアルコールが含まれている物もあります。

価格も1,000~2,000円台と手軽に購入しやすいですが、アルコールに敏感な方はかぶれの原因になったり、アルコールの揮発性の高さから乾燥しやすくなるので更なる頭皮トラブルを招きかねません。

せっかくなら医薬品や医薬部外品を選んだほうが、結果的に短い期間で効果を実感でき安く済む場合もあります。

また、現在ドラッグストアで購入できる医薬品には、「リアップジェンヌ」という女性用発毛剤がありますが、こちらは壮年性脱毛症にしか効果がありません。

また、「妊娠中・授乳中の方の使用を禁止する」注意喚起がされているので、副作用の懸念があります。

他の市販されている医薬部外品の育毛剤も症状に合わせた処方がされている場合があるので、副作用と併せてしっかり確認しましょう。

また個人輸入で海外の女性用育毛剤を購入することもできますが、刺激が強いため日本人女性の肌に向いていない場合があります。

成分表記が全てなされていないものや、脱毛の原因が明確でない場合は使用してはいけないなどの記載もあるのでやめておく方が無難です。

実はこんなにある!育毛剤の副作用

育毛剤を使用するうえで心配される事といえば副作用についてです。

効果効能があるという医薬品・医薬部外品ならではですが、人によっては深刻な症状になることもあるので気をつけたいです。

育毛剤の副作用

・初期の脱毛
・頭部発汗、かゆみ、かぶれ
・頭痛、めまい、吐き気
・ED(男性器不全)
・重い低血圧
・不整脈

こちらは男性用育毛剤に使用されている「ミノキシジル」と「フィナステリド」という有効成分の副作用ですが、市販薬である「リアップジェンヌ」にもミノキシジルが配合されているので注意が必要です。

<ミノキシジル>

ミノキシジルは血管拡張薬として開発された成分ですが、発毛効果があると判明し第一類医薬品の育毛・発毛剤として市販されています。

血流に作用し、低血圧などの副作用が起こりやすいため健康不安がある方は避けたほうが良いでしょう。また円形脱毛症には効果がありません。

さらに未成年者や妊娠している方、授乳中の方、ピルの服用を止めた方の使用が禁止されていて、「授乳中の方の使用は母乳に移行する」という何とも恐ろしい副作用もあるので十分注意しましょう。

<フィナステリド>

フィナステリドは男性の脱毛原因である「AGA」に有効とされる成分のひとつで、脱毛の原因物質である「DHT」を生み出しにくくします。

男性の性機能障害や肝機能障害などの重篤な副作用のリスクがあることも報告されています。

また臨床試験データとして、女性や円形脱毛症には効果が全くないことが実証されていて 、それどころか妊娠中の女性がフィナステリドに触れるだけで胎児に悪い影響を及ぼすという恐ろしい副作用のリスクがあるため、日本で販売されている女性用育毛剤には含まれることはありません。

副作用のリスクが高い成分はこのふたつですが、肌や体質に合わずにかゆみや湿疹が出てしまうこともあるので、なるべく地肌に優しい育毛剤を選びましょう。

副作用に関する豆知識

・いくら安くても海外製品は使わない(絶対!)
・「フィナステリド系」の育毛剤は注意(特に妊婦さん)
・広告の情報や口コミは信じすぎない

効果がある育毛剤の見分け方と有効成分

効果・効能があるといえるのは医薬品及び医薬部外品のみです。しかし、副作用のリスクを抑えたいなら、天然由来の成分でできたものがベストです。

市販薬の有効成分

・酢酸DLaトコフェロール(ビタミンE誘導体)
・グリチルリチン酸2K(甘草由来)
・グリチルリチン酸ジカリウム(甘草由来)
・アミノ酸
・昆布などの海藻成分
・センブリ(漢方) ・その他漢方

このどれもが天然由来の成分なので副作用が起こりにくく、安心して長期的に使用することができます。地肌に優しい成分でも、これらは医薬部外品として販売されている女性用育毛剤に含有されているものなので、きちんと育毛に貢献してくれます。

育毛剤を選ぶ外せないポイント4つはここ!

ここでいよいよ育毛剤選びの要となる4つのポイントを見てみましょう。

①成分で選ぶ

「2-1.まずは症状をチェック!」の項目ではっきりとした、あなたの薄毛の症状はどんなものでしたか?

壮年性脱毛症なら、ミノキシジルが配合されているものを使用するのもひとつの手ですが、副作用が心配ならやはり天然由来の成分で作られた育毛剤をおすすめします。

天然由来の育毛剤なら、症状を問わずに育毛効果が期待できるので育毛剤選びが格段に楽になります。

②含有量をチェックする

いくら有効成分が配合されていても、ほんのわずかなパーセンテージなら効果は疑わしいものです。

どんな成分が使われているか成分表を見ればわかることですが、その成分表に記載されている順番こそ「含有量順」なので、筆頭成分が育毛に有効な成分のものを選びましょう。

③価格で選ぶ

化粧品同様、育毛剤も効果が高いものほど高値になります。しかし、広告費を考えると、「高いもの=効果的なもの」とは一概にいえません。

ドラッグストアで市販されているもので、ポスターやTVCMの広告費は育毛剤の金額に内包されているんです。派手に宣伝しているものほど、育毛剤の原価と実際の金額との差が開いてしまいます。

その点でいえば、通信販売の育毛剤は広告費が抑えられているのでコストカットできる分、良心的な価格で販売されている医薬部外品が多いです。

また納得できる効果が出るまでは、どの育毛剤でも数か月~1,2年かかるので、無理なく続けられる価格帯のものを選びましょう。

④返金保証

敏感肌の方や使用感を突き詰めたい方には、返金保証制度がある育毛剤がおすすめです。

育毛剤を初めて使ってみたい方にも、とても便利で負担が少ないので、自分に合う育毛剤を探す方に打ってつけの制度ですね。

4つのポイントをご紹介しましたが、どんな育毛剤を使いたいのか具体的なイメージを持って選ぶのがおすすめです。

安全で効果期待大!おすすめの女性用育毛剤3選

市販薬といっても、ドラッグストアで販売されているもの以外にも、通信販売でのみ購入することができる育毛剤もあります。

なかでも医薬部外品で、育毛の効能はお墨付きの女性用育毛剤を3つ、おすすめしたいと思います!

■マイナチュレ

マイナチュレ

マイナチュレは自然派育毛剤として有名で、天然成分に加え複数のアミノ酸が配合されています。

全額返金してくれる返金保証まであるので、安心して始めることができますね。

厚生労働省の認可を得ている医薬部外品なので、育毛剤としての効能が認められています。公式サイトへ

■ベルタ育毛剤

ベルタ育毛剤

33の頭皮ケア成分をナノ化し、さらに多くの育毛成分や頭皮ケア成分が配合されています。その99.6%が天然由来成分というのも人気の理由です。

モンドセレクションで2016・2017年と2年連続して金賞を受賞しているので、ぜひ試してほしい育毛剤です。公式サイトへ

■ミューノアージュ

ミューノアージュ

2週間分のトライアルキットがあるので、いろいろ試してみたい方にも人気です。クリニック発想の育毛剤というキャッチコピーで、皮膚科との共同開発が話題になっています。

1剤と2剤の2ステップシステムでは、1剤で頭皮ケア後、2剤で薬用育毛成分を浸透させるという前衛的な育毛剤になっています。公式サイトへ

(育毛剤navi調べ)
  マイナチュレ ベルタ ミューノアージュ
有効成分
(頭皮ケア含)

37種類

55種類

29種類
添加物 11成分が無添加 15成分が無添加 6成分が無添加
妊婦・産婦の使用
妊婦・産婦の使用
初回価格 ¥2,980 ¥3,980 ¥3,980
定期コース料金 ¥4,557 ¥4,980 ¥6,108
返金保証 あり あり なし(お試し有)
おまけ なし 頭皮クレンジング なし

どの女性用育毛剤も、添加物には配慮されていて長いスパンで使用するとしても安心ですね。

2,3ヵ月使用してみてもなかなか成果が出なかった場合は、もっと成分との相性が合う育毛剤があるかもしれません。思い切っていろいろ試してみるのもアリです!

効率が良い使用方法と効果が出始める期間

ただ毎日使うだけじゃなく、使い方次第でより効率よく成分を浸透させる使い方や、症状が改善されるまでの使用期間の目安をみてみましょう!


5つの効果的な使い方

スプレータイプやダイレクトノズル等どのタイプでもいえることですが、気になる部分にただ塗るだけでは髪に邪魔されたり、顔に垂れてしまうことがあります。

効果的な使い方のポイント

1.シャンプー後の清潔な肌に使用する
2.髪をしっかり乾かす
3.ヘアピンでブロッキングする
4.使用量をいっぺんに出さない
5.手袋をして揉み込む

育毛剤を使用する際には清潔な地肌が望ましいですし、入浴後は血行が良くなっているので成分の吸収も良くなります。

育毛剤が薄まらないようにしっかりと髪を乾かしたら、部分的に薄毛が気になる方は髪の毛が邪魔にならないように地肌を露出できるようヘアピンなどでブロッキングすると塗りやすいです。

また、1回の使用量やワンプッシュを勢いよく塗ろうとすると、十中八九で育毛剤が垂れてしまいもったいないので、小出しにするのがポイントです。多すぎても効果が高くなるわけではないですし、少なすぎると効果は半減してしまいます。適量を守りましょう。

そして注目して頂きたいのが「手袋をして揉み込む」ことです。おすすめは100円ショップで購入できる100枚入りの薄手の使い捨てビニール手袋です。

育毛剤が手指に浸透することを避けられますし、ビニールの保温効果で地肌を温めながらマッサージすることができます。さらにビニール製だと摩擦も軽減されますし、手を洗わなくて済むので手荒れや寒い季節にもおすすめです!せっかくですから、できるだけ成分を浸透させたいですよね。

しかし、どうしても面倒に感じてしまう日もあります。そんな日はサッと塗ってしまってもOK!続けることが何より重要なポイントだからです。


効果が出るまでの期間目安

育毛剤は決して安い買い物ではないですし、時間や手間もかかってしまうのでいつまで続ければいいか気になるところです。何よりいつ頃から効果が出るのか気になりますよね!

女性用育毛剤を使用している方は、その多くが使用後2~3か月経った頃から抜け毛が少なくなった、などの効果を感じ始めることが多いです。

実感が早い方は、2か月頃から短い毛が生えてきたという方もいるので、どうしても個人差はあります。

また、各女性用育毛剤ブランドが設けている「返金保証期間」も目安のひとつになります。

肌への相性や使用感を考慮した1回分の返金制度以外の「いつまでに効果がみられなかったら返金」という思い切りのいいブランドなら、その保証期間は効果を感じ始める時期の目安になるといえますね。

口コミでも育毛剤の使用期間が掲載されているものが多いので参考になります。 まずは3か月、使い続けて様子をみましょう!

まとめ

自分に合った育毛剤を探し当てることはなかなか大変ですよね。生活習慣を見直してみたり、脱毛の進行が早い場合は脱毛専門外来での受診も視野に入れておきましょう。

スカルプエイジングケア(頭皮の年齢対策)も有効です。
肌の再生に重要なビタミン類やβカロチンなどの栄養素を食事からも摂取することもおすすめです。抗酸化作用のある栄養素(ポリフェノール等)も好ましいですね。

体内外から薄毛にアプローチして、元の艶やかな髪を取戻しましょう!

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